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江戸切子の魅力

江戸切子の魅力

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江戸切子の魅力について
カットグラスというジャンルの魅力と
江戸切子特有の魅力の
2つについて説明したいと思います。

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カットグラスとしての魅力

多くの人が江戸切子を見た瞬間、
その美しさに引き込まれるのは
宝石のように輝いているからです。


人類の歴史は古来より、
金、銀、宝石などを奪い合ってきました。

現代人のみならず、
紀元前の時代の人類も
それらの鉱物を奪い合ってきました。


つまり、
人間という生物には光り輝くものを
きれいに感じるDNAが組み込まれていて
それは老若男女問わず、
国籍を問わず、時代を問わず、
地球にいる全人類が光り輝くものに
美意識を持っているということに他ありません。


江戸切子はグラスにカットを加えることで
キンキラとまでは行かずとも、
まるで宝石に準じた輝きをはなちます。

それは私が魅力を語らずとも、
みなさんの心の中で勝手に
魅力を感じてしまうものなのです。



江戸切子特有の魅力

江戸切子の最大の特徴として、
色被せガラスをカットすることで
色と透明部分のグラデーションが
出来上がります。

赤のグラスの底を十字に削りました。
削った部分は表面の赤が無くなり、
内側の透明な部分が現れます。


これは外国のカットグラスには
見られない江戸切子特有の手法です。


外国の有名どころのバカラという
ガラス加工メーカーの製品を見ると、
色がついたガラスをそのまま加工していて、
色被せという概念は無いように思えます。


とりわけ薩摩切子も
色のついたグラスをカットする外国的な
手法が取られています。


実際の薩摩切子

九州を一周した時にこれを買いました。
このようにグラス自体が赤みがかっています。
外国のカットグラスもこういうタイプが
多く見受けられます。


追記
薩摩切子も色被せのグラスを用いてカットが行われていますが、色被せグラスの製作技法が江戸切子と違い、薩摩切子の方が厚みのある色被せに仕上がるので、深めのカットになるのが特徴ではないかと思います。




というわけで、
世界的にみたら
このようなグラデーションのあるカットグラスは
江戸切子、薩摩切子だけではないでしょうか。


それは江戸切子や薩摩切子が
世界で勝負できるグラスの裏付けでもあり、
もし江戸切子の知名度が世界的に上がれば、
今以上の値段で取引されることも考えられます。



それぐらいの価値を
江戸切子に見出していいでしょう。


また、
近年では機械によるカットで
かなり精度の高いガラスのカットも
できるようになりました。


しかし、江戸切子では、
個々のグラスの色被せの厚みを判断して、
カットの深さを決めたり、
または曲線などもカットします。


そういう色の層の深みを判断して動きを変えたり、
グラスの形に合わせた曲線の動きは
機械には不可能なので、それもまた手作業による
江戸切子の良さにつながります。


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その他、江戸切子の基本的なことは
江戸切子とは 」の
ページに戻って見て下さい。


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